今回は、私が持っているマウスの中で最もレアなものの1つ、Logicool RX-1500を見ていきたい。
見た目
ホイール手前のボタンに見慣れないマークがあるのと左側にHyper Fast Scrolling と書いてある以外特に特徴がない非常にシンプルなマウスだ。
ボタン数
左右クリック、チルトホイール、ホイール手前の5つである。ホイールの押し込みは高速スクロールの切り替え専用となっているため、他のことに割り当てることはできない。
SetPoint
このマウスは古いものなので、OptionsではなくSetPointで設定を行う。
実際にSetPointを開くとこんな感じ
デフォルトではホイール手前のボタンがホイールクリック、チルトホイールが水平スクロールに割り当てられている。
特にこれと言って面白みはない。
高速スクロール
このマウスはM705などと同じ高速スクロールを搭載している。
興味深いのは、切り替えがホイール押し込み型である点だ。
Logicoolの手動で切り替える高速スクロールには、
M705やM500、MX1100などのようなホイール手前のボタンを押すタイプと、このRX1500やMX Anywhere(初代〜2S)、M515などのホイールそのものを押すタイプがある。
一般的にホイールそのものを押すタイプはモバイルマウスにしか使われていないので、明らかにデスクトップ向けマウスである本機種に搭載された点は非常に興味深い。
なぜ出回ったのか
このマウスは先ほども言った通り、業務用マウスなのだが、どうして一般の人々が手にできたのだろうか。
調べてみたところ、どうやらこのマウスは2010年の初売りで1000円ほどというとんでもない破格で売られていたということが判明した。
12年前に高速スクロールとチルトホイールを搭載したレーザーマウスがたったの1000円
いくらなんでも価格破壊すぎる。
私だったら家族全員分買っていただろう。
ああ、この頃アキバにいれば、買えたかもしれないのに。
結論:ボタン少ないM500
さっきまでこのマウスのことを絶賛してたけど、
結局のところ、右手に適した形状とサイドボタンを省いたM500であることには変わりないと思う。
しかし、現在、ゲーミングを除いたLogicoolの有線マウスは、
3ボタンのシンプルすぎM100
M100を静音にしたM110
サイドボタンがあって高性能だけど5000円もするM500s
とラインナップが偏っているので、RX1500のようなちょうどいいマウスを出してくれればいいのにと思う。
まあ今なら高速スクロールじゃなくてSmartWheelになりそうだけどね。