マウスを使うと手が疲れる
自然な握手の角度というのは、体にとって負担が少ないらしい。
しかし、マウスを使う時の角度は、握手の角度とはかけ離れている。
そのせいで、肩が凝ったり腱鞘炎になったりする人もいるようだ。
そんな人達におすすめしたいのが今回紹介するLogicool Lift M800だ。
独特なカタチのマウス
このマウスの特徴はなんと言ってもその形だ。
上から見るとその凄さが分かるだろう。
本来なら真上を向くはずの部分が真横を向いている。
どうやらこの角度が手の負担を減らしてくれるらしい。
実際に見比べてみる
腕毛が汚くて申し訳ないが、私が普通のマウス(今回はM650)を持つとこんな感じ。手の甲が真上を向いていて不自然な角度だ。
私はそんなに長時間連続でマウスを使うことはないが、仕事などで8時間とか使うのを毎日続けているような人は腱鞘炎になってもおかしくないだろう。私は小学生の頃ゲームをやりすぎて腱鞘炎になってしまったことがあるが、これが結構つらい。ゲームやりすぎ腱鞘炎とマウス使いすぎ腱鞘炎が同じものなのかはわからないけど。
Lift M800を持つとこんな感じ。しっかり握手っぽい角度になっている。
この角度が結構良くて、手を自然な角度のままにできるから非常に楽だ。
ボタンが多くて便利
このマウスは1万円のMX Anywhere 3と同じ6ボタンだから、Options+で設定するとかなり快適になる。ボタンが多くて持ちやすいとか他のマウスを選ぶ理由がなくなったのではないか?と思ったが意外にもそうではないようだ。
SmartWheelの質が低い
このマウスのホイールは少しブレが大きいように感じる。
また、M650に比べて回転の持続時間が少し短いように見える。
私の個体だけかもしれないが、少し気になった。
押しづらいボタンがある
このマウスにはホイール手前にカスタム可能なDPI変更ボタンがあるんだけど、どうも押しづらい。
というかどうやって押すのがいいのかわからない。サイドボタンを3つにするとかにしたほうがよかったのではないかなと思う。
結構小さい
こういう人間工学的なマウスは掌をしっかりつける所謂「かぶせ持ち」で使うと思うんだけど、その持ち方をするには少し小さかった。私は手の大きさが19~20㎝と平均と同じくらいだから、多くの日本の成人男性にとっては小さいと思う。より大きいMX Verticalを買ってくれというLogicoolからのメッセージだろう。ちなみにMXは1万円以上するので、イロモノマウスに出すには少々高すぎる気もする。
流石に高すぎ
M800は約8000円もする。
機能性を考えればそんなに高くないと思われるかもしれないが、同じボタン数、同じペアリング台数、同じホイールで普通の形状のM750が5000円くらいなので、その値段が際立つ。
Liftは買いなのか
マウスを使用することにより体に不調をきたしていて、そのせいで8000円以上損していると思う人は買いだと思う。
ただ、買う前に家電量販店などで自分の手の大きさに合うかどうかは確認してほしい。