8インチタブレットといえば、高性能高価格なiPad miniとその他のゴミという印象が強いですが、Alldocubeがまともに使えそうなタブレットを出しました。それがiPlay 50 Mini Pro、別名Palm Play Miniです。
今回は果たしてこのタブレットがまともに使えるのかどうかレビューしていきたいと思います。
結構ほめているので案件と思われそうですが、残念ながら提供は受けていないです。
案件が来るような大物になりたいものですね。
iPlay 50 Mini Proの特徴
iPlay 50 Mini Proの特徴は下記の通り。
・20,000円
・8インチ液晶
・GPS/SIM対応
・Helio G99/8GBメモリ搭載
要は、8インチの画面サイズでまともに使えるということがiPlay 50 Mini Proの最大の特徴。
まともに使えることが最大の特徴ということは、世の中にはまともに使えないゴミタブレットが多いということ。
iPlay 50 Mini Proの付属品
付属品は説明書、10Wの充電器、USB-AtoCケーブル、SIMピンの4つ。
あと本体に保護フィルムも貼ってありますが品質が微妙だったので2枚で1,000円ちょっとの激安ガラスフィルムに張り替えました。
iPlay 50 Mini Proはスタイリッシュなデザイン
終わってるデザインのものが多い激安タブレットの中では、かなり優秀といえます。
金属製の背面と最近のiPhoneのように角張ったデザインはかなりiPad miniに近いです。
ただ、微妙なねずみ色はちゃんと中華製品してるなって感じで安心します。
端子
上部にはUSB-Cの充電端子があり、18Wの急速充電が可能です。付属のACアダプタは10Wなので微妙。
左側面には若干キモい位置にイヤホンジャックとSIMスロットが、
右側面には音量と電源ボタン。
下部にはスピーカー(しょぼい音質)があります。
iPlay 50 Mini Proのスペック
iPlay 50 Mini Proのスペックは下記の通り。比較対象は下位モデルのiPlay 50 Mini。
iPlay 50 Mini Pro NFE | iPlay 50 Mini | |
ディスプレイ | 8.4 | 8.4 |
解像度 | 1920x1200 | 1920x1200 |
SoC | Helio G99 | Unisoc T606 |
RAM | 8GB | 4GB |
ストレージ | 128GB or 256GB | 64GB |
GPS | あり | あり |
バッテリー | 5000mAh | 4000mAh |
セキュリティ | パスコードのみ | パスコードのみ |
重さ | 306g | 292g |
サイズ | 202.7x126x7.5mm | 202.7x126x7.5mm |
価格(Amazon) | 23,999円 | 14,449円 |
ProアリのモデルはProなしのモデルよりも少し重い分処理性能とバッテリーが良くなっています。
Antutuベンチマーク約36万点
AntutuベンチマークVer.9でのスコアは36万点でした。
過去のベンチマーク結果と比較するとこんな感じ。
iPhone 13(A15) 787497
iPad Pro 11 2020(A12Z) 768583
iPad mini 5(A12) 557240
iPlay 50 Mini Pro(Helio G99) 359456
Rakuten Hand 5G(Snapdragon480) 289839
Redmi Note 11(Snapdragon680) 253190
iPhone 6S(A9) 242430
最近安さで注目を浴びているRedmi Pad SEのSnapdragon 680よりも約11万点高いスコアを出しました。
動画視聴やネットサーフィンはもちろんのこと、軽いゲームもできるくらいの性能です。
これでも値段を考えると十分なんですが、今回は多少低めの値が出たので実際はもうちょっと高いっぽいです。
iPlay 50 Mini Proはモバイルデータ通信に対応
iPlay 50 Mini ProはiPadのセルラーモデルと同じようにSIMカードを入れるとモバイルデータ通信が可能です。
デュアルSIMにも対応しており、2番目のSIMスロットはMicroSDカードスロットとしても使用できます。
一応電話もできました。
後はGPSも搭載しているので大画面カーナビ的な使い方も行けそうですね。
iPlay 50 Mini Proのカメラはおまけ
iPlay 50 Mini Proには一応カメラがついていますが、あくまでおまけレベルの画質です。
カメラくらいしか進化させるところがないスマホと違い、かなりコストカット感が伺えます。
iPhone 15 Proと比較してみます。
昼間の写真は割と見られる画質になっていますが、iPhone 15 Proに比べると鮮やかさに欠けます。
奥にある赤い橋を見れば色や画質の雰囲気がわかります。
一方、夜の写真はかなり厳しい感じ。
全体的にノイジーで昔のカメラを思わせる仕上がりとなっています。
iPlay 50 Mini ProでPrime Video・Netflixの高画質視聴は無理 新モデルなら可能
細かい話は全部省きますが、WidevineというものがL1からL3まであり、iPlay 50 Mini Proは最も低いL3なのでAmazon Prime VideoやNetflixで高画質再生ができません。(YouTubeは高画質再生可能)
Amazonのレビューを見る限りだとタブレットの中では小型の8インチでも画質の粗さが気になるようです。
下位モデルであるiPlay 50 Miniやそれより安いiPlay 50 Mini LiteはL1に対応しており高画質再生に対応しています。動画再生専用端末と割り切って使う場合は下位モデルも選択肢に入ると思います。
新モデルであるiPlay 50 Mini Pro NFEはWide Vine L1に対応しており、高画質再生に対応しています。
値段もNFEがつく前とほとんどおなじであり、ついでにストレージが128GBと256GBで選べるようになったのでかなり選びやすくなりました。
iPlay 50 Mini Proは音質がしょぼめ
当たり前っちゃ当たり前ですがスピーカーを搭載しています。が、シングルなのでまあ音はしょぼいです。この辺はiPadに敗北しています。
最近は安くてそこそこ使えるワイヤレスイヤホンがあるのでそういうものを使うがありなんじゃないかなと思います。
XiaomiのRedmi Buds 4 Activeあたりは2,000円で買えて普通に使えるのでおすすめです。
カナル型のイヤホンは蒸れて嫌だという方はインナーイヤー型(AirPods風)のRedmi Buds 4 Liteもおすすめ。
▼Redmi Buds 4 Liteのレビューは下記▼
iPlay 50 Mini Proはピュアアンドロイドっぽい
iPadならiPad OS、Redmi PadならMIUIと、有名メーカーならカスタマイズしたOSが使われていますが、iPlay 50 Mini Proは特にカスタマイズされていないピュアアンドロイドを搭載してるっぽいです。
そのため、明るさを調節するために2回スワイプする必要があるなど絶妙に気が利かないような印象です。
iPlay 50 Mini Proはいろいろな使い方が考えられる可能性の塊
ここまでiPlay 50 Mini Proを見てきましたが、高性能でモバイル通信対応なうえ安いので様々な使い方かが考えられます。
・電子書籍や動画視聴用
・老眼のお年寄り向けスマホ
・大画面カーナビ
などなどと様々な使い方が可能です。
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Apple Pencilでメモを取ったり絵をかいたりする人でない限り、お勧めできます。
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