今回は、中古PCを選ぶ基本的なポイントをご紹介します。
CPU
CPUは計算をする脳みそです。CPUは、Intelというメーカーの場合だとCeleronやCore i5などの「種類」や発売時期によって異なる「世代」がありますが、第8世代以降のCore iシリーズがおすすめです。第8世代以前のCPUはWindows 11に非対応なので2025年にWindows 10のサポートが終了するとウイルス感染の危険性が高まります。Core iシリーズより下のCeleron/Pentium/Atomは性能が低いので絶対に買わないでください。
ポイント
第8世代以降のCore iシリーズは型番が Core i5-8250U/i3-10100Yなどのように8、9または1から始まります。Core-i7-970やCore i5-2520Mなど、3桁の場合と最初の数字が2〜7の場合はそれよりも古いです。型番が書いていない場合は、本体に貼ってあるシールから世代を推測することができますが、CPUの型番すら書かないような怪しい出品者からは買わないほうがいいです。
メモリ
メモリは作業する机の広さにたとえられます。何も考えずに8GB以上を選んでください。2GBや4GBは絶対に買わないでください。絶対にです。8GBないと動作が遅くてイライラします。メモリは8メモリは8……と脳内で唱え続けてください。
ポイント
メモリには規格や速度などの要素がありますが、ここでは無視します。とりあえず8GBを選んでください。8GBあるかどうかに比べたらそれ以外の要素なんてノミみたいなもんです。
ストレージ
データを保存するもので、〇〇GBというのは保存できる量の多さを表します。一般的にストレージはHDD、eMMC、SSDの3つがありますが、絶対にSSDにしてください。HDDやeMMCは動作が遅く、起動するだけで数分かかることもあります。容量は、240(256)GB以上あればOKです。128GBだと少し心もとないです。64GBは絶対に足りないです。
ポイント
パソコンを買ったら、CrystalDiskInfoというソフトでストレージの健康状態を調べることをおすすめします。異常など、よくない状態だった場合、壊れてデータが消えたりパソコンが使えなくなったりする可能性があります。ちゃんとしたショップなら新品のSSDを搭載していると思いますが、念のためです。
Windowsのバージョン
Windowsは7、8、8.1、10、11などがありますが、11一択です。7~8.1はすでにサポートが終了しているので危険ですし、10は先ほども言った通り2025年に終了します。ある程度長く使うことも考えると11一択です。
ポイント
時々Windows 11に非対応のPCに無理やり11を入れて販売している荒くれものもいますが、アップデートをできなくなる等の問題が発生する可能性があるのでそんな奴からは買わないほうがいいです。
Bluetooth/Wifi
イヤホンやマウスなどをつなぐ無線がBluetooth、インターネットにつなぐ無線がWifiです。
実はこれらにもバージョンがあり、新しければ新しいほど良いです。しかし、先ほど書いた第8世代以降のCPUを搭載したパソコンならある程度新しいものが搭載されているのであまり考えなくても大丈夫です。
ポイント
Wifiは基本どのバージョンでもつなげますが、Bluetoothは3.0以前と4.0以降は互換性がないため注意です。
まとめ
今回は、初心者の方向けに中古パソコンの選び方をまとめてみました。繰り返しになりますが、8GBメモリ、240GBメモリ、第8世代以降(型番の最初が8、9、1のいずれか)を守ればある程度快適に使えるパソコンを手に入れられると思います。