今回は、一世を風靡した伝説のマウス「MX-Revolution」の2年後に発売されたマウス「MX-1100」を紹介しようと思います。一応時系列はこんな感じです。
2002 MX-700 発売
2004MX-1000 発売
2006 MX-Revolution 発売
2008 MX-1100 発売
2009 Performance MX 発売
2015 MX Master 発売
独特な外観
MX-1100の形状は独特です。MX-RevolutionやPerformance MXと比べて幅広で厚みもあります。M705をさらに大きくしたようなイメージで、かなり持ちやすいです。私がこれを名作だと思う理由の約60%をこのサイズ感と形状が占めています。
基本スペック
型番 | MX-1100 |
ボタン数 | 10 |
バッテリー | 単三電池x2 |
持ち | 9ヶ月 |
センサー | レーザー |
接続 | USB |
台数 | 1 |
特徴 | ステルスサムボタン 高速スクロール |
コストダウンされたホイール
MX-Revolutionはモーターで高速スクロールと通常スクロールを切り替えていましたが、MX-1100は手動で切り替えるタイプです。ですが、MX-620やVX-Revolutionと違ってホイール手前のボタンで切り替えられるので進化はしています。この方式はM705やPerformance MXにも搭載されています。ちなみに、2015年のMX Masterでモーター切り替え式が復活しました。
充電式から電池式に
MX-Revolutionは充電用の台に置いて充電する方式でしたが、MX-1100は単三電池2本に置き換えられました。一応1本でも動きます。Performance MXは充電式(Micro-USBケーブル)に戻ったものの、バッテリーが取り外し可能なエネループだったため、本質的には電池式だと思います。私は持っていませんが、Performance MXと同じ充電式のMX-1100Rというモデルも海外で出されていたらしいです。
新ギミック:ステルスサムボタン
MX-1100は親指を置く部分にぱっと見ではわからないステルスサムボタンというボタンが搭載されています。これは後にPerformance MXやMX Masterにも搭載されています。
DPI変更ボタン
MX-1100はDPI変更ボタンが追加されましたが、これはMX-Revolutionには搭載されておらず、VX-Revolutionに搭載されていたものです。好評だったのでしょうか。VX-Rはスライド式でしたがMX-1100は押すタイプです。
ボタンも変わった
MX-Revolutionは左右クリック、ホイールクリック、チルトホイール、One Touch Search(ホイール手前)、サムホイール、サイドボタンの11ボタンでしたが、MX-1100は左右、ホイール、チルト、サイド、ステルスサムボタン、DPI変更x2の10ボタンです。ボタンの数も配置も変わっています。10ボタンでも十分だとは思いますが、コストカット感は否めません。
まとめ:復刻してほしい
今回はMX-1100を見てきました。ボタン数などは普通ですが、形状とサイズ感がかなり素晴らしいです。ぜひ復活してほしいと思います。