Logicoolのモバイル向けフラッグシップマウス「MX ANYWHERE」シリーズの最新機種「MX ANYWHERE 3S」が発売されました。フラッグシップなだけあって相当性能は高いのですが、私はそれでもM750が最強だと思っているので、なぜそう思ったのか書いていきたいと思います。
進化がしょぼい
今回のMX ANYWHERE 3→3Sで変わったのは以下の3つです。
・クリックが静音に対応
・USBがUnifyingからLogi Boltに
・DPIが4,000から8,000に
これだけです。静音クリック以外は一部ユーザー以外効果を感じられません。
改悪あり
ただでさえ進化点が少ないのに、改悪されたところもあります。
・レシーバーが付属しなくなった
・カラーバリエーションが減った
3の時は付属していたレシーバーが3Sではなくなり、しかもカラーが減りました。(ローズ)
M750とMX ANYWHERE 3Sはほぼ同じ
M750とMX ANYWHERE 3Sはボタン数などの基本性能がほぼ同じです。MX ANYWHEREのほうが優れている部分もありますが、ガラスでも読み取れるセンサーや8000DPIなどあまり効果が感じられない機能が多いです。一方で、M750のほうが優れている2種類のサイズや値段はユーザーにとって重要になってきます。
M750 | MX ANYWHERE 3S | |
ボタン数 | 6 | 6 |
電池 | 単三1本/2年 | 充電/70日 |
カスタム | 可能 | 可能 |
接続 | Bluetooth/Logi Bolt | Bluetooth/Logi Bolt |
接続台数 | 3 | 3 |
センサー位置 | 親指側(右手持ち) | 中央 |
価格 | 5,280円 | 13,970円 |
その他 | サイズ2種類 2000DPI SmartWheel | ガラスでも読み取れる 8000DPI MagSpeedWheel |
MX ANYWHEREにコスパは関係ない?
ここまでだと、MX ANYWHERE 3Sはコスパが終わっているマウスということになってしまいますが、実はMX ANYWHERE 3Sはコスパ云々ではなく、Logicoolが技術を見せつけるためにやっているのではないかと考えました。
MX ANYWHEREのスペックで技術力を見せつけ、MX ANYWHEREとほとんど同じM750を安く売ることで多くの人にLogicoolマウスの品質の高さを見せつける。こうすることで、Logicoolは技術を見せつけることができるし、ユーザーは安くて高性能なマウスを使うことができる。M750とMX ANYWHERE 3Sをほぼ同じにしたのもM750を使ってみて最高性能に興味を持ってしまったユーザーのM750→MX ANYWHEREの移行をスムーズに行わせるためである。
というのは私が無理やり考えた妄想なのであっているかどうかはわかりませんが、何らかの意図はあると思います。
99%の人はM750でいい
MX ANYWHEREがすごいのは事実ですが、やっぱり1万円超は高いですし、ガラスの上でマウスを使うことなんてほとんどないのでM750で良いと思います。